【東海大福岡高いじめ】剣道部の当時の顧問が無視や暴言　大量の課題を出した直後に命を絶つ　10件を認定するも「直接的な原因は特定できない」福岡

3年前、福岡県宗像市の私立高校に通う男子生徒が部活動の上級生からのいじめを訴える遺書を残して自殺した問題です。部活動の当時の顧問も男子生徒を無視するなど不適切な指導を行っていたことが分かりました。

■津山憲司校長
「剣道部ないでいじめ行為が判明しました。ご遺族をはじめ関係各位の方々に深くおわび申し上げます。」

男子生徒が通っていた宗像市の東海大学付属福岡高校は午後3時から会見を開き、詳しい経緯について説明しています。

この問題は3年前、当時2年生だった侑大（ゆうだい）さん（当時17）がいじめを訴える遺書を残して自殺したものです。

学校が設置した第三者委員会は、侑大さんが剣道部の上級生から受けた性的な被害など10件の行為を「いじめ」と認定しています。

さらに、剣道部の当時の顧問が侑大さんを無視したほか、暴言を浴びせるなど不適切な指導をしていたということです。

また、顧問は侑大さんに大量の課題を出していて、侑大さんはその直後に自ら命を絶っていました。

第三者委員会は自殺の直接的な原因は特定できないと結論づけていて、侑大さんの母親は福岡県に対して学校側とは別に調査するよう求めています。

厚生労働省や自殺防止活動に取り組む専門家などは、悩みや不安を抱えていたら一人で解決しようとしないで、専門の相談員に相談してほしいと呼びかけています。

24時間受け付けている電話や、LINEの相談窓口もあります。相談してみてください。

■ふくおか自殺予防ホットライン：092-592-0783（年中無休24時間）

■24時間子供SOSダイヤル：0120-0-78310（年中無休24時間）

■きもちよりそうライン@ふくおかけんLINEID：@469xxbam（月曜と木曜 午後4～7時）