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福岡大空襲から79年 犠牲者を悼む慰霊祭 福岡市

2024年6月17日 8:36
福岡大空襲から79年 犠牲者を悼む慰霊祭 福岡市

太平洋戦争末期、一夜にして1000人以上の市民が犠牲になった福岡大空襲からことしで79年です。福岡市の寺で16日、慰霊祭が行われました。

16日、福岡市中央区の圓應寺で営まれた福岡大空襲の慰霊祭には、空襲の経験者やその家族などおよそ30人が参列しました。

圓應寺がある簀子地区は、79年前の1945年6月19日、アメリカ軍の攻撃で176人が犠牲になりました。

16日の慰霊祭では、空襲の悲惨さを語り続けていた樋口泰助さんが、去年85歳で亡くなったことを追悼し、空襲で6人の家族を失った樋口さんの経験が朗読劇として語られました。

■圓應寺 三木英信副住職
「これからは残された者が聞いたいろんなことを大切なことなので平和を祈りながら皆さんに発信できたらと思う。」

参列者は、手を合わせて犠牲となった人たちを悼み平和への思いを新たにしていました。