『秋の火災予防運動』前に 福岡市の商業施設で初の大規模訓練 消火や避難誘導の手順確認
冬の訪れとともに、火事にも注意が必要です。11月9日から始まる『秋の火災予防運動』を前に、福岡市の商業施設で避難や消火の訓練が行われました。
■訓練の様子
「初期消火失敗!避難誘導に移れ!」
11月8日、福岡市の『BOSS E・ZO FUKUOKA』では3階の飲食店で火災が起きた想定で、従業員たちが消火器を使った消火や避難誘導の手順を確認しました。
その後、消防のヘリが出動して現場の状況を確認し、消防隊が屋上に避難した人たちを救助しました。
訓練は、11月9日から始まる『秋の火災予防運動』に合わせて行われたもので、『BOSS E・ZO FUKUOKA』での消防と連携した大規模な訓練は今回が初めてです。
■中央消防署・明井忠司 副署長
「火災が発生した場合、まずは事業所の皆様の119番、 初期消火、避難誘導。その後でないと消防隊は到着しません。消防隊が来る前に事業所の皆様がしっかりとした態勢を組んでもらうことが重要になると思います。」
福岡市でことし10月末までに起きた火災は235件で、去年の同じ時期よりも16件増えているということです。
消防は、寒くなり暖房器具を使い始めるこれからの季節、火の取り扱いに注意してほしいと呼びかけています。