21日と22日にかけて平地・山地とも大雪の恐れ 九州北部にこの冬一番の寒気到来へ 福岡・佐賀
九州北部を中心に21日(木)から22日(金)にかけて平地・山地ともに大雪となる恐れがあります。福岡管区気象台は、積雪・路面の凍結などによる交通障害などに注意・警戒を呼びかけています。
19日、英彦山(ひこさん)では、山頂付近がうっすら雪化粧していました。最低気温は福岡県添田町で1.8℃、福岡市中央区では3.6℃と厳しい冷え込みとなりました。
■職員
「冬の時期になりますので、冬用タイヤの装着をよろしくお願いします。」
福岡県糸田町の「道の駅いとだ」では、北九州国道事務所の職員が、買い物客などに冬用タイヤの装着やチェーンの準備を呼びかけるチラシを配りました。
■町民
「やっぱり雪道は慣れていないので。ちょっとでも積もっていればチェーンをします。怖いので。」
福岡管区気象台は19日午後の定例会見で、21日(木)から22日(金)にかけて、この冬一番の寒気が流れ込む見込みで、大雪となる恐れがあると発表しました。
■福岡管区気象台予報課・小川浩司 予報官
「平地・山地ともに大雪となる恐れがあります。」
ピークは22日の午前中で、22日午後6時までの24時間に降る雪の量は、福岡・佐賀のいずれも多いところで平地で5~10センチ、山地で10~20センチと予想されています。
気象台は路面凍結による交通障害や農作物の管理に注意・警戒を呼びかけています。
ここ数日、厳しい寒さが続いていますが、福岡管区気象台は19日、来年1月から3月までの3か月予報を発表しました。気温は高くなる予想です。
理由としては、赤道付近の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象などに伴い、冬型の気圧配置が平年よりも弱くなるため、寒気の影響を受けにくいということ、そして暖かい空気に覆われる時期があることなどが挙げられています。