【ストップ!詐欺被害】SNSで「先生」から株取引の指導 50代の男性が5000万円余りをだまし取られる 福岡
SNS上で知り合った相手に暗号資産などのウソの取引を勧められ、福岡県久留米市の50代の男性が現金5140万円をだまし取られました。
警察によりますと、福岡県久留米市の自営業の52歳の男性は、ことし8月、SNSで株や暗号資産の取引に関する投稿を閲覧中に、「アドバイスをしますよ」という投稿を見つけ、アクセスしました。その後、LINEのグループに招待され、男性は「先生」と呼ばれるアカウントから株取引の指導を受けるようになったということです。
やりとりを始めて2か月がたち、男性が暗号資産の取引を始めようとすると、今度は暗号資産取引アプリを運営する会社の社員を名乗るアカウントを紹介されました。
男性はそのアカウントの指示に従ってアプリを登録し、暗号資産の取引や金の先物取引の投資名目で10月から11月にかけ9回にわたり、主にネットバンキングで合わせて5140万円余りを入金し、だまし取られました。
男性は1000万円ほど入金した時点で詐欺の可能性がないか疑い、出金を申し出ましたが、実際に30万円ほど口座に振り込まれたことから、詐欺ではないと思い込んだということです。その後、入金する金がなくなったのにしつこく入金を勧められたことから家族に相談し、被害に気づきました。
警察は、SNS広告の投資話に安易に乗らず、面識のない人にお金を振り込まないよう強く注意を呼びかけています。