パトカーから逃走中に事故　同乗の少女2人にケガをさせ走って逃げた疑い　21歳の女を2か月後に逮捕　福岡

ことし8月、福岡県田川市でパトカーから逃走中に事故を起こし、同乗者4人のうち少女2人にケガをさせその場から逃げたとして25日、21歳の女が逮捕されました。

過失運転致傷と救護義務違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県川崎町の解体作業員、木森智慧容疑者（21）です。

警察によりますと、木森容疑者はことし8月31日午後10時45分ごろ、福岡県田川市白鳥町で軽乗用車を運転して道路脇の縁石に衝突し、同乗者の16歳と14歳の少女2人に軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑いです。

この直前、ディスカウントストアの駐車場で2台分の駐車スペースを使って車を止めていたところ、警察に声をかけられ逃走していました。

パトカーに追跡されながら2キロほど走った後、事故を起こしたということです。

車にはケガをした2人のほか少年と幼児が乗っていましたが、木森容疑者は4人を車内に残したままその場から走って逃げていました。

木森容疑者と4人は知人同士だったということです。

警察は木森容疑者の逮捕状を取り行方を追っていましたが、2か月後の10月25日、別の知人宅にいるのを発見し逮捕しました。

警察の調べに対し「パトカーから逃げるためスピードを出しすぎて、曲がりきれずに事故を起こしました。救護措置をとらず、警察に届け出なかったのも間違いありません」と話し、容疑を認めています。

警察は、逃走した動機や事故後の経緯を調べています。