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「ビックリ! 鉄腕ダッシュでは見たことがありますが…」庭先の枝に大量のミツバチ…これは一体?ぶ?ぶんぽう?【中テレ投稿BOXニュース】

2024年4月25日 13:11
「ビックリ! 鉄腕ダッシュでは見たことがありますが…」庭先の枝に大量のミツバチ…これは一体?ぶ?ぶんぽう?【中テレ投稿BOXニュース】
撮影:長正佳さん

4月21日の昼下がり、福島県南相馬市に住む長正佳さん(66)が、ふと、庭に目を向けたところ、いつもの光景の中に違和感を感じたといいます。庭のスモモの木に見慣れない塊が…。恐る恐る近づいて見てみると…。

「これは…分蜂か…」

その時に撮った写真がこちら。数十?数百?のたくさんのミツバチがスモモの枝にびっしりと密集し、塊をつくっています。福島県畜産課に話を聞いたところ、これは分蜂とのことです。分蜂とはミツバチの巣別れ=引っ越しのようなもので、春から夏にかけて、よく見られるということですが、長さんは分蜂を見るのは初めてでした。

「ビックリ! 鉄腕ダッシュでは見たことがありますが、まさか住宅地の庭先で見られるとは驚きです」。

ミツバチがなぜ、引っ越しをするかというと…。ミツバチの巣には、一匹の女王バチと複数の働きバチがいますが、一つの巣に新しい女王バチが生まれると、古い女王バチが巣にいる働きバチを連れて引越しをするということです。ミツバチにとっては、群れを増やすというとても大きな意味があります。命をつなぐ分蜂の瞬間を見られるのはとてもラッキーな気分にも浸れそうですが、一方で心配なことも。初めて見る方にとっては「蜂の巣ができてしまうのでは…」と不安になると思います。ミツバチが巣をつくるのは、木の穴、屋根裏などだそうですが、この分蜂はいつまでそこに留まるのでしょうか?会津若松市にある松本養蜂総本場の養蜂部長さんによりますと…。

「分蜂した蜂(家族)によってまちまちですが、新しい家を見つけ次第にそちらへ移動する感じです。新しい家を決めずに元の家から出てくるので家探しに時間がかかることも…」。

木の枝にむき出しの状態でいるのは、引っ越しの真っ最中で、まだまだ引っ越し先を捜している途中とのこと。しばらくすると、ミツバチたちはいなくなってしまうということです。(ただ、スズメバチはむき出しの状態でも巣をつくることがあるので注意が必要です)

長さんが撮影してから4日後の25日、朝、長さんが庭を確認してみると、分蜂はまだスモモの木にいました。

数日前は、雨が降って来たということで、長さんは心配になり…。

「可哀想に思い、軒下にミカン箱にビニールを掛けて置きましたが、取っ手の穴から入って雨宿りしてくれると良いのですが…」。

ただ、ミツバチはとても繊細な生き物。プロの養蜂家は専用の蜂箱などを使って、たくみに蜂を引き入れるということです。庭木などで分蜂をみかけたら、周囲に巣をつくりそうな箱などがあれば片付け、離れた所から見守るのが良いということです。

最後に、長さん…。「良い体験が出来ました。住み良い新しいおうちが見つかると良いですね」。

ちなみに、長さんのスモモの木は震災後に苗木を植えたもので、小さいですが毎年実を付けているということです。

さらに、ちなみにですが、長さんが撮影したミツバチは、松本養蜂総本場の養蜂部長さんによりますと…。

「見た感じお腹のシマシマが胴体まではっきりしているのでニホンミツバチだと思います」ということでした。

※「中テレ投稿BOXニュース」では県民のみなさまから日々寄せられた、ユニークで貴重な画像や動画などを紹介します。

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