衆議員副議長に立憲・玄葉氏 特別国会召集で福島県内関係の議員は
11日に特別国会が召集され、第二次石破政権が夜にも発足します。福島県内からも10月の衆院選で当選した議員が初登院し、それぞれ国政への意気込みを語りました。
特別国会が召集された11日。
■野尻英恵キャスター
「国会議事堂前です。午前8時の開門を前に先日の選挙で当選を果たした国会議員や多くの報道陣がこの後、国会の中へ入っていきます」
午前8時の開門と同時に次々と議員たちが登院する中、県内からも小選挙区と比例代表から当選した7人の議員が国会の門をくぐりました。このうち、3人は10月の衆院選で初当選を果たした新人議員です。午前8時の開門前、県内から一番乗りで国会を訪れたのは福島4区で当選を果たした自民党の坂本竜太郎さんです。
■自民 坂本 竜太郎 議員
「役割を果たさせてもらいたいという思いで開門前並んで登院をした。政治の信頼を取り戻すための改革を進めながら、地元から新しい時代を切り開いていきたい。その強い覚悟をした」
同じく、福島4区に立候補し比例で復活当選した立憲民主党の齋藤裕喜さん。
■立憲 泉 健太議員
「純粋に私の秘書からというのは初めてかもしれない、国会議員になったのは」
以前、秘書を務めていた泉健太前代表からも祝福を受け、国会議員として道を歩み始めました。
■立憲 齋藤 裕喜さん
「うれしいというよりは前に進め、やるしかない、そんな気持ちです」
そして、福島2区に立候補し比例で復活当選した自民党のの根本拓さんは、前衆議院議員の根本匠さんの長男です。
■自民 根本 拓さん
野尻キャスター「(父の)匠さんからは何か応援のメッセージはあった?」
「特にないですね。福島・日本の未来を10年、20年背負っていっていい地域、いい国づくりをしていきたい」
今回の衆院選では、自民党が政治とカネの問題で揺れる中、県内では立憲民主党の前職が全員、再選を果たしました。
■立憲 金子 恵美 議員
「まさに身の引き締まる思いです。政治は国民のもの。それを訴え続けていきたい」
■立憲 小熊 慎司 議員
「この地域の発展のためにもしっかり尽くしていきたい」
一方国会では、自民・公明が過半数割れとなったことから総理大臣指名選挙は30年ぶりの決選投票にもつれ込みました。
その結果、第2次石破内閣が発足しますが、重要ポストである衆議院の予算委員長を立憲から選出するなど、野党にも譲歩した形での政権運営となります。当選11回で、衆議院の副議長にも選出された立憲民主党の玄葉光一郎議員。与野党伯仲で国会に緊張感が生まれることについては…。
■立憲 玄葉 光一郎 議員
「良い国会にできるかどうか野党側にむしろ責任があるということですので、その中で衆議院の副議長を任されて、今までの副議長よりも役割が大きいと思っています。国会改革の先頭に立ちたいと思って、覚悟をもって臨みたい」
緊張感のある国会の中で、国民が望む政策を実現していくことができるのか、注目されます。