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公示日直前に非公認になったり…出るとなったり…異例の展開になった衆院選 今後の焦点は? 福島県

2024年10月15日 18:44
公示日直前に非公認になったり…出るとなったり…異例の展開になった衆院選 今後の焦点は? 福島県

今回の衆院選では福島県内4つの選挙区に11人が立候補しました。今回、どのような選挙構図となっているのか、担当記者と見ていきます。

全国では自民党と公明党が引き続き過半数を維持できるかが焦点となっていますが、県内でも与野党による激しい選挙戦となりそうです。

自民党は石破総裁がいわき市で第一声を行い、県内3か所で候補者の応援に入るなど力の入れようが伺えます。その背景にあるのが、いわゆる裏金問題による「逆風」です。

県内でも収支報告書に不記載があった議員が直前に非公認となるなど異例の事態となりました。前回、衆院選では自民党から比例復活も含めて5人が当選しましたが、今回は無所属での出馬や比例重複なしの候補者もいて、議席を守れるかがポイントとなりそうです。

福島1区は与野党一騎打ちの構図となりましたが、そのほかの選挙区では複数の野党候補が立候補しました。前回の衆院選では野党が全ての選挙区で候補者を一本化しましたが、今回は候補者調整が進まず野党の票が割れることを懸念する声もあります。また、衆院選ではベテラン議員が引退し、新人候補同士の戦いとなる選挙区もあり、短期決戦の中で、どれだけ知名度を広げられかも焦点となりそうです。

そして注目は「投票率」です。前回の衆院選の県内の投票率は58.01パーセントでした。今回の衆院選では低迷する投票率が回復するかも注目されます。こちらは、年代別の投票率なんですが10代、20代、30代と投票率が50パーセントを下回っていることがわかります。今後、この若い世代の投票率を上げることが課題となりそうです。

最終更新日:2024年10月15日 18:44