岸田総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙で、新たな総裁に石破茂元幹事長が選ばれました。

第102代目の総理大臣となる見通しとなった石破新総裁に福島県民は何を期待するのでしょうか？
事実上の総理大臣を決める自民党総裁選には過去最多の9人が立候補し、9月27日午後、その結果が出ました。決選投票の末に選ばれたのは…

■新総裁決定の瞬間
「石破君をもって当選者と決しました」
5度目の総裁選に挑戦した石破茂元幹事長が選ばれました。
今後、首班指名を経て第102代目の総理大臣となる見込みです。
■新総裁となった石破氏
「自由闊達な議論ができる自由民主党、公平公正な自由民主党、そして謙虚な自由民主党。国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる、安全で安心な国にするために、石破茂、全身全霊を尽くして参る」

福島駅前では福島民友新聞の号外が配布されました。
■配る人
「総裁選の号外です。よければお取りください」

石破新総裁の決定に福島県民からは…
■高齢の女性
「ずっと国会議員やってきてるし、やってくれるんじゃないかないろいろと。原発のこともあるし、住みよい福島にしてほしい」

■会社員の男性
「（総裁選）今回5回目ですけど、過去何回かいろいろ見てるし、個人的には好きです。いろいろ問題は山積みだが、明るい日本にしてもらいたい。（政治が）わかりやすくクリアになるといい」

■会社員の男性
「子育てしにくいイメージを持ってる人は多いと思うので、そういったイメージを払しょくできる施策を実行してほしい。裏金問題とかはっきり国民に伝わってない部分も結構あるのでは…クリーンにしてもらえれば」

■高齢男性
「みんな言ってるように賃上げ、引き上げてもらいたい。経済がよくなりますからね」

石破新総裁は9月15日には双葉町や浪江町を視察し、今後の福島の復興について次のように語っていました。
■石破氏
「まだまだ帰れない方も大勢いる、そういった方々の願いの実現のために国としてできる限りのことはしていかなければならないと思います。福島の農林水産物の安全性を最大限PRするというのは日本政府の責任だと思っています。風評被害を払拭するのは、いつであっても政府の仕事で、そういう認識を強く持っています」