再び発生した大規模雪崩で福島市の県道が通行止めに…野地温泉の孤立状態続く・福島県
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長く居座り、福島県内にも大きな影響を与えた今季、最強寒波。
ようやく峠を越えましたが、各地に大雪を降らせその影響は深刻です。
福島県などの発表では、これまでに2人が死亡、4人が重傷を負っています。
■川上耕平記者リポート
「ここから数キロ先で雪崩が発生し通行止めとなっています。こちらでは解除を待つ車が多くあります。」
午前4時ごろには福島市土湯温泉町で雪崩が発生し、県道が通行止めとなりました。
この道の先には野地温泉があり2軒の温泉旅館が孤立状態となりました。
■川上耕平リポート
「通行止めの区間から宿泊客とみられる車が続々と帰路についています」
その後、福島県が除雪し孤立状態も一時的に解消され、宿泊客の一部も帰宅することができました。県道の通行止めも午前11時半ごろに解除。
この知らせを受けて中テレの取材クルーは旅館を取材しようと車を走らせます。
すると前にいた人たちが逃げ出しました。
よく見ると山の上の方から白い煙のような塊が落ちてきました。
その勢いは止まらず、押し寄せるように道をふさぎます。
これが雪崩の瞬間です。通行止めの解除から約10分後に起きた、この2回目の雪崩によるけが人はいませんでしたが、再び県道が通行止めになりました。
福島県によりますと旅館の宿泊客と従業員など約50人が孤立状態にあるということです。旅館とは連絡も取れていて電気、ガス、水道のライフラインも確保されています。
福島県は雪崩が起きた現場の確認をすすめていますが孤立状態と通行止め解除の見通しは立っていません。
そして、先ほど孤立状態にある野地温泉ホテルに話を聞くことができました。現在の状況については…
■野地温泉ホテル フロント 松本英雄さん
「不安がるお客さんも、2、3人はいたかもしれないですね。電気ガス水道は全部使えますので、除雪が完了するまでじっとしてるしかないので」
と話していました。