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樹齢300年以上のカシの木が幹から…県内でも被害 福島・白河市

2024年7月26日 18:37
樹齢300年以上のカシの木が幹から…県内でも被害 福島・白河市

山形県や秋田県を襲った記録的な大雨についてお伝えします。梅雨の終わりは東北地方に梅雨前線が停滞し、大雨になりやすいとして気象台の関係者も注意を呼び掛けています。県内でも大気が不安定な状態が続いていて、白河市では突風による倒木の被害も出ています。

梅雨末期の東北を襲った記録的な大雨。山形県では振り始めからの総雨量は400ミリを超えたところもあり、一級河川の最上川などでは氾濫も発生。新庄市では救助のため出動したパトカーが流されるなど、被害が出ています。被害は秋田県でもー

■リポート(ABS秋田放送 進藤 拓実)
「上小阿仁村の仏社地区です。大雨の影響で橋が崩れ落ちてしまっています」

秋田県では25日夜、相次いで記録的短時間大雨情報が発表され、集落に大量の土砂や流木が押し寄せた地域もありました。大雨は県内でもーこちらは25日、白河市の道路を走行中に撮影された映像です。突然の豪雨でワイパーの速度を上げていっても、視界がどんどん悪くなっていく様子が確認できます。さらに白河市の寺院では激しい突風が発生し、樹齢300年以上のカシの木が幹から折れる被害が出ました。今回、東北を襲った大雨について気象台はー

■福島地方気象台 観測予報管理官 菅原 誠さん
「梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となり、非常に激しい雨、猛烈な雨を観測しています」

梅雨の終わりは特に大雨に注意が必要と気象台の担当者も話します。

■福島地方気象台 観測予報管理官 菅原 誠さん
「東北地方でいえばよく梅雨末期の大雨とよく言われる。前線がどんどん本州付近から北上して東北地方に停滞した場合は前線の近傍では大雨となりやすい」