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「早く辞めろ」「死ねばいい」日常的な暴行と暴言…パワハラで消防職員2人を懲戒処分【福島県】

2024年4月23日 10:51
「早く辞めろ」「死ねばいい」日常的な暴行と暴言…パワハラで消防職員2人を懲戒処分【福島県】
相馬地方広域消防本部は、パワーハラスメントで消防職員2人を停職などの懲戒処分にしました。

処分を受けたのは、南相馬消防署鹿島分署の51歳の男性消防司令と、相馬地方広域消防本部の50歳の男性消防司令の2人です。

2人は、2020年度から2023年度にかけて、複数の後輩職員に向かって「早く辞めろ」「死ねばいい」「お前のことが嫌いだから」などの暴言や、顔や肩を殴るなどの暴行を日常的に行っていました。

このパワーハラスメントにより、一部の後輩職員は強度の心的ストレスで精神的な病気になったということです。

相馬地方広域消防本部は、4月19日付けで2人を停職3か月などの懲戒処分にしています。

相馬地方広域消防本部の五賀和弘消防長は、今回の問題に対し「今後は職員が一丸となり、パワーハラスメント撲滅に向けた組織体制の確立と、各種ハラスメントに対する教育強化に努めるなど再発防止を徹底し、働きやすい職場環境を目指してまいります」と話しています。

今回の問題を巡り設置された第三者委員会では、懲戒処分を受けた2人を含めた4人のパワハラを認定しています。

また、相馬地方広域消防本部は、この4人とは別の5人からパワハラを受けたという訴えがあったとして、引き続き、調査を進めることにしています。