広島市西区強盗殺人未遂・放火事件 逮捕された元証券マン 他の顧客にも借金
広島市の高齢夫婦の住宅が放火され、現金を奪われた事件は逮捕から11月6日で1週間。逮捕された元証券会社社員の男は、他の顧客にも借金をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕・送検されたのは、野村証券の元社員の男(29)です。2024年7月28日、広島市西区の住宅で顧客だった高齢の夫婦に睡眠薬を飲ませた上、住宅に火をつけて現金約2600万円を奪った疑いです。
調べに対し、薬を飲ませて金を奪ったことは認めていますが、「殺すつもりはなかった」などと供述し、放火については否認しています。
捜査関係者によると、容疑者の男は個人的に行っていた為替相場の上げ下げを予想する金融商品「バイナリーオプション」の投資で数千万の損失があり、奪った金のほとんどをつぎ込んでいたということです。担当していた別の顧客にも借金をしていたことが新たにわかりました。
一方、事件の数日前に、夫婦と食事会の約束を交わし、差し入れを持って訪れていたこともわかりました。警察は計画的な犯行とみて調べています。
【2024年11月6日 放送】