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福山市の駅前も進化中!? 実証実験で地域の活性化を目指す 備後の玄関口には『ニューキャスパ』開業!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年10月17日 7:00
福山市の駅前も進化中!? 実証実験で地域の活性化を目指す 備後の玄関口には『ニューキャスパ』開業!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。広島県第2の都市・福山市の駅前の活性化についてプレゼンします。

広島県福山市の駅前が変化を遂げつつあります。駅の北口には福山城が、南口にはホテルや商業施設などが建ち並びますが、9月に誕生したのが『ニューキャスパ』という商業施設です。

12年前に閉店した商業施設『キャスパー』の跡地にビルが3棟建ち、その1・2階部分が商業施設『ニューキャスパ』です。カフェやアウトドア用品店、めがね店など9つのテナントが入っています。その中から、いくつかご紹介します。

最初は『スノーピーク福山』です。開店時には、150人以上の行列ができたほどの注目店です。アウトドア用品やアパレルなどが揃うお店で、ニューキャスパに誕生したのは、広島県内2店舗目となる直営店です。福山を代表する技術を使用して作った「メイドインフクヤマ」のアイテムを扱っています。キャンプなどアウトドアで使用できる『グリドルパン』には、鞆町に伝わる錨などを作る伝統的な技法を生かしています。また、生地や裁縫、加工の全工程を福山で行っている「フクヤマデニム」のシリーズとして、デニム生地のベストやサコッシュなども販売されています。

続いては、府中市に本店があるスニーカーブランド『スピングルムーブ』です。店内は、福山が誇る「備後絣」からインスピレーションを得て、灰色をベースとした内装となっています。福山らしさを感じることができるデニムのスニーカーは、ラバーも含め靴を丸ごと藍染めしているそうです。

社長の内田貴久さんは、「備後の玄関口である福山駅から、世界へ飛び出していくような、備後を象徴した店にしていきたい」と期待を話していました。

さらに、福山駅前を活性化させるための実験が現在行われています。9月25日から10月25日まで、福山駅南口のタクシー乗り場や待機場所に、芝生広場が整備されています。人工芝を敷いた上に机や椅子などを置き、多くの利用者が過ごすことができる場所になっています。普段は、地下道や福山駅からおよそ1km離れた図書館の前の広場で行っていた催しを、駅の目の前で行っています。

10月5日には、福山城の天守前広場でイベントが行われており、そのイベントと連動してキッチンカーなどが出店していました。机や椅子を利用して飲食する多く人々や、大道芸を披露する空間もありました。

この実証実験に伴い、タクシーやバスの乗り場が一時的に変更しています。福山駅南口のタクシーの乗降場所は、以前までは現在芝生が敷かれている場所でしたが、10月22日までは、『さんすて』の道路向かいで、立ち飲みの飲食店が並ぶ辺りとなっています。併せて、10月25日まで路線バスの乗り場も変更しています。利用する場合はご注意ください。

このような実証実験を経て、効果を検証してどのように福山の街が変わっていくのか、今後も注目です。

最終更新日:2024年10月17日 7:00