停戦めぐるプーチン大統領の発言受け 英メディア「イエスに見せかけたノーだ」「歩み寄る気配を見せず何も事態は変わっていない」

アメリカとウクライナが求めている停戦案について、ロシアのプーチン大統領が、停戦監視の方法なども含めて詳細な議論が必要だと注文をつけたことをめぐり、イギリスメディアは、13日、「イエスに見せかけたノーだ」などと否定的に報じています。
アメリカとウクライナが求めている停戦案をめぐり、ロシアのプーチン大統領は、13日、「提案には同意する」と述べた一方で、停戦監視の方法なども含めて詳細な議論が必要だと注文をつけました。
これを受けて、イギリスのBBCは、「イエスに見せかけたノーだ」とし、「アメリカもウクライナも、ボールは『ロシア側にある』と言ったが、プーチン大統領はボールをアメリカとウクライナ側に戻そうとしている」と報じました。
スカイニュースは、ウクライナ軍の越境攻撃を受けた西部クルスク州でロシア軍の優勢が続いていることなどを踏まえて、「プーチン大統領は、停戦でウクライナ側に再編成の時間を与えることを恐れている」とした上で、「プーチン大統領は歩み寄る気配を見せておらず、何も事態は変わっていないように感じる」としています。