【ロアッソ熊本】推しメン 得点決めた試合は負けなし!愛されキャラの松岡瑠夢選手
ロアッソ熊本の注目選手を紹介する「きょうの推しメン」。5回目は、ロアッソを14試合ぶりの勝利に導いた松岡瑠夢選手です。
ロアッソ熊本の背番号16、フォワードの松岡瑠夢選手。慶應義塾大学を卒業後、栃木SCに入団し2年間プレー。今シーズンからロアッソに仲間入りしました。
■松岡瑠夢選手
「90分間休む時間がないのが大木監督のサッカー。それが本来あるべき姿だとここにきて分かった」
■ 大木武監督
「すごく積極的な選手だと思った。欲がある。自分で何かをしようという気持ちがある」
大木監督も語る積極性を発揮したのが、8月の天皇杯ラウンド16、J1のFC東京との試合です。
1点リードで迎えた後半9分。相手のパスミスからボールを奪った松岡選手が、中盤からドリブルで一気に前へ。飛び出したキーパーを交わして、松岡選手のシュートはネットを揺らしました。
■松岡瑠夢選手
「本当にゴールをとった瞬間は、今までで1番うれしかった。これからも忘れることはないと思うし、すぐに画面収録して、試合の日の夜10時ぐらいに家に着いて1時間ぐらい車で見ていた。ずーっと車から出なかったっす」
チームメイトにもサポーターにも愛される
さらに天皇杯3回戦でも活躍を見せた松岡選手。2点を追う中、後半に連続2得点を決めました。
■大木武監督
「気持ちだけじゃ済まされない。もちろんそこに技術とか意欲が伴う、そういうものが全て集約されている彼の良さが出た試合だった」
ところがこの試合…。
■松岡瑠夢選手
「試合後のニュースは、自分が得点した後の2対2や2対3からのスタートが多かった。『瑠夢のゴールまじ映っていないよっ』てなっていて。全部、道脇さんに持っていかれた」
途中出場の道脇選手が同点ゴール、さらに逆転ゴールも決めたため、先に2得点を決めた松岡選手はチームメイトからいじられることに。しかし、松岡選手の2ゴールがあってこそ、道脇選手の逆転ゴールが活き、現在の準決勝まで駒を進めることができました。
得点を決めた試合は負けなしのチームの救世主、松岡選手の印象をサポーターの皆さんに聞くと。
■男性サポーター
「試合の時は男気あふれるプレーをするんですけど、ファンサービスの時はかわいい。男でもきゅんとする笑顔で」
■女性サポーター
「抜けているかわいさ。試合始まる前の、にこっとした笑顔、子犬を見ているよう」
愛されキャラの松岡選手。続いてサポーターから質問です。
■女性サポーター
「普段どんなことしているのか気になります」
■松岡瑠夢選手
「休日はけっこう寝るので、朝起きて食べて寝るか、気が向いたらどこかパワースポットなどの自然に行くか。例えば、この前は白川水源に行った」
Qひとりで？
■松岡瑠夢選手
「行くっす、行くっす。癒やされるだけっす」
変わったように見える行動にもこだわりが
そんな松岡選手ですが、チームメイトからはこんな情報が。
■大西遼太郎選手
「一緒にいればいるほど変なやつ。僕が一番分かっています」
その瞬間が取材中に。大西選手にインタビュー中、ジョギングしていた松岡選手ですが…。
■倉本彩アナウンサー
「めっちゃ逆走ですよね」
■松岡瑠夢選手
「大西選手は、いいこと言ってるっすか？」
チームメートが反時計回りでジョギングする中、松岡選手は逆走！
■松岡瑠夢選手
「人とは違うなとは思いますね。こだわりが強いです、めちゃくちゃ人より」
一見変わっているようでも、それは松岡選手のこだわり。毎回同じ方向に回ると、片方の足に負担が偏るため、週に数回は、他の選手たちとは反対周りで走っているんです。こだわりは他にも。
■松岡瑠夢選手
「体に入れる料理もですし、睡眠時間も、きれい好きも、ルーティンも、自分の中の決まりごとがあるので」
試合ではやってきたことを出すだけ
体をつくるための料理は自炊。調理方法は難しくないかもしれませんが、栄養面を重視した食事を心がけています。
プロになって3年目。1年目は試合に出る機会に恵まれましたが、2年目は一変しました。
■松岡瑠夢選手
-「2年目は監督も変わって、全然試合に出られなくなったので、そのへんは苦労はした」
公式戦に出られない分、とにかく力をつけることを意識して自分を追い込んだ2年目。毎日欠かさず体幹トレーニングを行い、今シーズンはほぼ全試合出場中です。
■松岡瑠夢選手
「スタメンに出ていても、1試合で変わる可能性があるのがこの世界。スタメンに定着したとは思っていない。せっかく出場できるチャンスがあったら『発表会』、自分のやってきたことを出すだけ」
9月16日の大宮戦では松岡選手が先制ゴール。リーグ戦で14試合ぶりに勝利しました。
■松岡瑠夢選手
「やっぱり勝つと雰囲気も明るくなる。少しみんなの肩の荷が下りた」
さらに9月24日にはホームで140日ぶりの勝利。ロアッソは、少しずつ本来のサッカーを取り戻しています。
Q一言で言うとどんな選手？
■大木武監督
「はちゃめちゃ。予測ができないような部分、そこは自分のいい所だと思って伸ばしてもらいたい。あとは技術的な所はちゃんとやらないといけない。選手的には問題ない」
■松岡瑠夢選手
「ここまでの2年間と今年は違う。今シーズンの目標は公式戦12ゴール以上です」
【今シーズンの得点はゴール (リーグ戦5ゴール・天皇杯3ゴール) 9月29日時点】
リーグ戦3連勝で勢いに乗るロアッソ。スピードあるドリブルが光る松岡選手のプレーに、この先も注目です！
