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熊本豪雨で入所者14人が犠牲 高齢者施設「千寿園」の新施設が高台に完成

2024年1月19日 18:14
熊本豪雨で入所者14人が犠牲 高齢者施設「千寿園」の新施設が高台に完成
2020年の熊本豪雨で被災し、入所者14人が亡くなった球磨村の高齢者施設「千寿園」。高台に建設されていた新しい施設が完成し、19日に竣工式が行われました。

新たな施設が完成した球磨村の千寿園。元々あった場所に近い高台へ移転し、竣工式の日を迎えました。2020年7月、人吉・球磨地方を襲った熊本豪雨。千寿園にも濁流が押し寄せ、入所者14人が犠牲となりました。その後、翌年にはプレハブの仮の施設が完成。各地に避難していた利用者を受け入れ運営を続けてきました。

入所していた母親を亡くした村の保健福祉課長、大岩正明さん。竣工式に足を運びました。
■大岩正明さん
「球磨村の高齢者福祉を担う施設なので、高台に再建できたのは本当に良かった。こうして私が役場で仕事できるのも千寿園のおかげと感じています。入所者・利用者の皆さまが幸せな生活が送れるように、私たちも千寿園とともにつとめていきたい」

千寿園は1月末までに入居者の移転を完了し、新たな施設で運営を始める予定です。