×

【空と陸がタッグ】熊本地震から復活 南阿蘇鉄道の新ツアー JALとJRの客室乗務員が車内案内

2023年10月19日 18:27
【空と陸がタッグ】熊本地震から復活 南阿蘇鉄道の新ツアー JALとJRの客室乗務員が車内案内
熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇鉄道。全線再開から3か月あまりが経つ中、空と陸がタッグを組んだ新たなツアーが始まりました。

今年7月に熊本地震からの復活を遂げた南阿蘇鉄道。全線再開後多くの観光客が訪れる中、ホームには見慣れない制服が…。

JR九州とJALの客室乗務員です。10月15日から始まった南阿蘇鉄道とJAL、JR九州がタッグを組んだ新たなツアー。2日間で高森町や南阿蘇村の観光地を巡ります。

この日は、南阿蘇鉄道の名物・トロッコ列車に3社の客室乗務員が乗り込みます。

■JAL客室乗務員 坂内 純子さん
「皆さま、本日は南阿蘇鉄道のトロッコ列車・ゆうすげ号にご乗車いただきまして、ありがとうございます。この列車は南阿蘇鉄道9004便、高森駅発、南阿蘇村経由、立野駅行きでございます」

なんだか航空機の案内のようなアナウンス。列車は九州一円や東京、大阪からの観光客20人を乗せ、雄大な阿蘇の景色の中を走ります。

車内での案内も分担して行います。

■JR九州 是木涼子さん
「カメの『くうがくん』という駅長が再び就任しております。しかしよく脱走するもので、今は、くうがくんの水槽だけがホームに置かれています」
■お客さん
「どこ行ったんだろ」

普段は聞けない案内に乗客は大喜び。南阿蘇鉄道の車掌も負けてはいられません。

■南阿蘇鉄道 宍戸優介さん
「柴犬の駅長、ゆうくんという名前ですが、私の名前は優介と言います。ぜひ、車掌のゆうくんで覚えて帰っていただければ幸いです」

笑顔に包まれたトロッコ列車。約50分の旅を終え、終点の立野駅に到着しました。

■大阪からの観光客
「慣れておられないと思うんですけど、一生懸命私たちに伝えようとしてくださったのは伝わりましたので、すごく良かったです」

■JR九州 是木 涼子さん
「JR九州では、固めの表現を用いてアナウンスすることが多いのですが、今回読んでみて、お客様が親しみを持てるアナウンスも魅力的だなと感じました。JR九州でも生かして行けるようにしていきたいです」

■南阿蘇鉄道 宍戸優介さん
「とても上出来100点満点だったと思います。」