国が強制的に隔離「ハンセン病被害者追悼式典」総理欠席に原告団が批判
ハンセン病被害者追悼式典
国の政策で強制的に隔離され、差別や偏見の中で亡くなったハンセン病の被害者を追悼する式典が、20日に厚生労働省で開かれました。
追悼式典にはハンセン病から回復した人や遺族らが出席しました。岸田総理は出席せず官房副長官があいさつを代読。これに対し違憲国賠訴訟全国原告団協議会の竪山勲事務局長が批判しました。
■違憲国賠訴訟全国原告団協議会・竪山勲事務局長
「お詫びと追悼の言葉を述べるのが我が国の責任者の責任の取り方ですよ。なにやっているんですか!」
式典は15年前から行われていますが、総理大臣が出席したのは1度だけ。堅山さんは「形ばかりでは偏見や差別はなくならない」と述べ、啓発活動の活発化を訴えました。