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児童養護施設の男性職員が性的虐待か 自分の股の近くに女の子を座らせるなどの行為

2023年12月22日 18:38
児童養護施設の男性職員が性的虐待か 自分の股の近くに女の子を座らせるなどの行為

熊本市の児童養護施設で性的虐待が疑われる行為があったことが分かりました。

児童養護施設は、保護者がいない子どもや虐待されている子どもなどが利用する施設で自立支援などを行っています。今回、熊本市にある児童養護施設で、男性職員による性的虐待と疑われる行為が明らかになりました。

施設関係者によりますと数年前、男性職員は共用スペースなどで、自分の股の近くに女の子の置いて座らせたり、女児の足首を持って逆さ吊りにして下着が見えるようなかたちで遊んだりしたということです。また、本来は女性職員が担当している洗濯する際の下着チェックを行うなどの不適切な行為が常態化していたということです。

男性職員の行為に子どもや周りの職員から被害を訴える声があり、熊本市はこれまでに子どもや職員の聞き取りなど事実関係の調査を行い、市の条例に基づき文書による行政指導を行ったということです。

熊本市児童相談所は、子どもたちの訴えに対する対応について「個別の事例なので答えることができない」としています。児童養護施設は市の指導を受けたことを認めていますが、問題のあった男性職員は現在も施設で働いているということです。

最終更新日:2023年12月22日 19:13