熊本の線状降水帯のおそれなくなるが引き続き『土砂災害に十分注意を』
熊本県内では線状降水帯発生のおそれはなくなりましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあります。引き続き土砂災害に十分注意してください。
梅雨前線と暖かく湿った空気の影響で、28日も熊本県内では断続的に雨が降りました。阿蘇市乙姫では午前8時15分過ぎまでの1時間に42.5ミリ、熊本市中央区でも1時間に38ミリの激しい雨が降りました。
交通にも影響が出ました。南阿蘇鉄道は全線で運転見合わせ。JR九州は、豊肥線の肥後大津・大分県の豊後竹田間、鹿児島線の荒尾・熊本間で運転を見合わせています。
この後、予想される雨の量は、多いところで1時間に40ミリ、29日正午までに予想される24時間雨量は100ミリとなっています。
気象台によりますと、県内で線状降水帯発生のおそれはなくなりましたが、7月1日(月)まで断続的に雨が降る見込みで、土砂災害に十分注意し、低い土地の浸水や河川の増水に注意するよう呼びかけています。