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世界で3例目の確認 熊本地震の前後で断層が50㎝ずれる 調査した研究者が市民向けに講演

2023年10月10日 12:38
世界で3例目の確認 熊本地震の前後で断層が50㎝ずれる 調査した研究者が市民向けに講演
熊本地震の震源となった益城町の布田川断層などを調査する研究者が、一般の市民に対し地震の仕組みや調査結果を説明する講演会を開きました。

講演を行ったのは、地震地質学を研究する東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授です。遠田教授は、活断層から揺れが起きる仕組みや熊本県内の断層の特徴などを説明しました。

遠田教授たちのグループは、今年8月から益城町の布田川断層で地面を掘削し断層の調査を行い、熊本地震の後に水平方向に約50センチずれたことを確認しました。

調査した場所では熊本地震の前にも掘削調査が行われていて、地震の前後に同じ活断層が動いたことを確認したのは世界で3例目だということです。