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江戸時代の火山災害「島原大変肥後迷惑」漂着した遺体を天草で供養・・・新資料発見

2023年10月7日 17:38
江戸時代の火山災害「島原大変肥後迷惑」漂着した遺体を天草で供養・・・新資料発見

今から231年前、島原半島にある「眉山」の一部が崩壊し、熊本に大津波が押し寄せたいわゆる「島原大変肥後迷惑」で、当時の天草の様子がわかる資料が確認されました。

記録が残る中では日本最大の火山災害とされる「島原大変肥後迷惑」。
この災害について書かれた資料3点は、天草市の天草ロザリオ館が保管する「上田家文書」の中から見つかりました。

上田家文書は、江戸時代現在の天草市天草町高浜の庄屋だった上田家に伝わる古文書で、県の重要文化財に指定されています。

熊本大学大学院の安髙啓明准教授によりますと、3点の資料には高浜に7人の遺体が打ち寄せられたことや供養塔を建てて祈ったことが書かれていて、災害を後世に伝えようとしたことがわかる貴重な記録だということです。

資料は、10月10日から熊本市の肥後の里山ギャラリーで展示されます。