「感染症のオンパレード」手足口・インフル・コロナ…同時流行に医師が警鐘
熊本県内で、複数の感染症が同時に流行しています。医師は「感染症のオンパレード」と警鐘を鳴らしています。
熊本市にあるクリニック。発熱やせきなどの症状を訴える人が、今週から一気に増えてきたといいます。
■5歳の子をもつ母親
「鼻とせきです。1か月以上飲んでいます、薬は。アレルギーもあるので」
■男性(20代)
「季節の変わり目ということもあって熱出す人がまわりにはいます」
中野幸治医師は、かつてないほどの感染症の流行を感じています。
■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック・中野幸治理事長
「感染症のオンパレード、いろんな感染症が過去にないくらいの頻度できていまして。例えばマイコプラズマ、手足口病、最近にいたってはインフルエンザ、コロナも流行ってきています」
熊本県の最新のデータによると、今週インフルエンザの感染者の数が233件。新型コロナウイルスも前の週より増えていて、手足口病やマイコプラズマ肺炎も収まる気配がありません。急激に気温が下がったことで免疫力が低下し、せきの症状を訴える人が後を絶たないといいます。そのため…
■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック・中野幸治理事長
「いろいろな咳が増えてきていますのでなかなか生産量が追い付いていないのが要因かと思っています」
せき止め薬が不足するという異例の事態に。かつてないほどの感染症の猛威を表しています。
■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック・中野幸治理事長
「今年のイメージは検査を2つすると2つとも陽性が出るとたとえばインフルエンザとコロナが同時に発症したりとか溶連菌とインフルエンザが一緒にかかったりとか同時の感染症というのも今年はすごく多くて。メリハリの効いた感染対策は私は必要かなと思っています」
感染対策は以下の通りです。