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【ロアッソ熊本】天皇杯準決勝 「感謝の地」で柏レイソルと対戦 勝利であの時の恩返しを

2023年10月6日 17:49
【ロアッソ熊本】天皇杯準決勝 「感謝の地」で柏レイソルと対戦 勝利であの時の恩返しを
練習前に円陣を組む選手たち(10月6日)

ロアッソ熊本は、8日にサッカー天皇杯の準決勝でJ1の柏レイソルと対戦します。今回の対戦は、ロアッソイレブンにとっても特別な戦いになりそうです。

6日午前9時半。2日後に天皇杯準決勝を控え、練習にも気合が入るロアッソの選手たち。

■練習での大木武監督
「この状況が分かるよね?」
「そのミスで勝ちが決まっちゃうんだ」

■ ゴールキーパー 田代琉我選手
「楽しみたいですね。結果にもこだわりながら。なかなか味わえるピッチではないので」

■キャプテン 平川怜選手
「すごく大きな舞台ですし、ベスト4という舞台に来られて本当にうれしい。試合はとても楽しみ」

ここまでロアッソは、J1首位のヴィッセル神戸やサガン鳥栖など格上のチームを次々に撃破!クラブ史上初の準決勝に駒を進めました。準決勝の相手となるJ1の柏レイソルは、熊本と縁があるチームなんです。

7年前の熊本地震。当時、スタジアムが救援物資の集積所になり、ホームでの試合が厳しい状況に。その時、スタジアムを貸してくれたのが柏レイソルでした。

柏での『ホームゲーム』にフル出場した上村周平選手は。

■上村周平選手
「被災した当初は、いつサッカーができるかわからなかった。当たり前のように毎週リーグ戦を迎えて戦っていたという状況から、その状況は当たり前じゃな いと思えたし、ピッチに立って戦えていることが本当に幸せなことなんだと感じられた」

益城町出身で、震災当初、車中泊を強いられた上村選手。いつサッカーができるか分からなくなった時に手を差し伸べてくれた柏レイソルには感謝しているが、絶対に勝ちたいと意気込んでいます。

7年前の『感謝の地』で迎える準決勝。ロアッソは勝利という形で恩返しするつもりです。

■大木武監督
「優勝目指すのは当たり前。最後までゲームを諦めないこと、攻撃でプレーすること、守備でプレーすること。あとはひるまないこと」

■キャプテン 平川怜選手
「熊本を代表してロアッソ熊本がみたことない景色を自分が見せられるように引っ張っていきたい」