「バケツから白骨化した遺体」アパートで2人の遺体 死体遺棄事件として捜査
20日、熊本市のアパートで男性が遺体で発見されました。ベランダからは白骨化した遺体も見つかり、警察が死体遺棄事件として調べています。
遺体が見つかったのは熊本市中央区渡鹿4丁目のアパートです。警察によりますと20日午後4時頃、アパートの管理会社から「男性が亡くなっているようだ」と通報がありました。
管理会社によりますと、2階にあるこの部屋には80代の母親と60代の息子が住んでいましたが、初めて家賃が滞納されたため心配して部屋を訪問したところ、玄関の鍵が開いていて男性が脱衣所に衣服を着ていない状態で仰向けで倒れていたということです。
駆け付けた警察官が男性の死亡を確認しました。遺体に目立った外傷はなく、室内に荒らされた形跡はありませんでした。
■永島由菜アナ
「遺体が発見されたのは産業道路沿いのアパートの2階です。ベランダにあったバケツの中から白骨化した遺体が見つかったということです」
バケツは高さ約60センチで、捜査関係者によりますとふたが閉められていたといいます。
管理会社によりますと2人は3年2か月前からこの部屋に住んでいました。
■近所に住む人
「(男性と)話したりとかないですけど会釈とかはありますけどね」
Q.お母さんの方は見かけられたことは?
「お母さんはないんです。親子ということを知りませんでした。まさか親子で住んでおられるとは」
警察は先ほど男性がこの部屋に住む65歳の長男と特定されたと発表しました。死因は病死で死後2~3日経過していたということです。
警察は白骨化した遺体は80代の母親とみて司法解剖をして死因と身元の特定を進めるとともに、死体遺棄事件として調べています。
(スタジオ)
この部屋に住んでいたのは80代の母親と65歳の息子です。最初に発見された息子は脱衣所に衣服を着ていない状態で仰向けで倒れていました。死因は病死で死後2~3日とみられています。
さらにベランダにあった長方形のバケツの中から白骨化した遺体が見つかったということです。
息子の死因は病死と事件性はありませんが、バケツの中から見つかった白骨化した遺体について警察は司法解剖をして殺人の疑いがないか慎重に捜査しています。
また警察は長男が母親が死亡した後も生きているかのように装い年金を不正に受給していた可能性もあるとみて、慎重に調べる方針です。