虚偽申請で2200万円不正受給 障害者就労支援施設の運営事業者の指定取り消し
虚偽の申請をして報酬を不正に受け取っていたとして、熊本県は、福岡県大牟田市の障害福祉サービス事業者に対し、法律に基づく指定を取り消しました。
県が障害者自立支援法に基づき事業者の指定を取り消したのは、荒尾市にある障害者就労支援施設「あいりす荒尾」を運営する福岡県大牟田市にある会社、アイリスです。
熊本県によりますと、2020年以降、施設では利用者の賃金向上に取り組む職員の勤務実態がないにも関わらず、給付金を請求していたほか、利用者18人に対し障害福祉サービスを提供したように装うなど、あわせて2200万円余りを不正に受給していたということです。
施設の関係者から県に通報があり発覚しました。県の聞き取りに対し、アイリスの北島靖大代表取締役は「認識が甘かった」と話しているということです。県が法律に基づき事業者の指定を取り消したのは8件目で、不正受給額約2200万円は過去最高額だということです。