有毒部位を除去していない「サバフグ」約40匹を販売 絶対に食べないで、販売者に返品を 愛知・常滑市
25日、愛知県常滑市で有毒部位が処理されていないサバフグ約40匹が販売されていたことがわかり、保健所が絶対に食べないよう注意を呼びかけています。
愛知県によりますと、未処理のサバフグが販売されていたのは、常滑市樽水町1丁目にある無許可営業の店です。
25日午後4時ごろに、一般の人から「未処理のフグが売られている」と知多保健所に連絡があり、現場を確認したところ、今月11日と25日に未処理のサバフグがそれぞれ約20匹ずつ、計約40匹が販売され、そのうち約10匹の販売先がわからないということです。
フグには「テトロドトキシン」という猛毒があり、有毒部位を食べた場合は、最悪の場合、呼吸困難になり死亡することがあります。
県の条例では、有毒部位が除去されていない未処理のフグは、一般消費者に食用としての販売が禁止されています。
いまのところ健康被害の報告は確認されていませんが、県は手元にこのサバフグがある場合、絶対に食べずに販売者に返品するよう注意を呼びかけています。