【初の甲子園へ】熊本国府が決勝進出 高校野球秋の九州大会
試合が動いたのは5回裏。
熊本国府はツーアウト満塁のピンチ。先発・植田が痛恨の押し出しデッドボール。先制点を許します。
直後の6回表、熊本国府はワンアウト、2塁1塁のチャンスに4番中嶋。右中間を深々と破る2点タイムリーツーベースヒット。2対1と逆転します。
なおもランナーを2塁に置いて6番山下がしぶとくレフト前に運び、タイムリーヒット。この回、一挙3点をあげます。
8回表には、チャンスで再び6番山下。センター前に2打席連続のタイムリーヒット。1点を追加します。さらにチャンスは続き、2アウト満塁で8番寺尾。3塁線を破る2点タイムリーヒットで6対1と突き放します。
投げては、先発・植田が9回1失点で完投。7対1で初めての決勝進出を決めました。熊本国府は、3日正午からの決勝で大分の明豊と対戦します。
来年春の選抜高校野球大会の九州地区の出場枠は4。秋の九州大会の成績が重要な資料とされています。今回、決勝進出を決めたので、出場枠への切符をグッと手繰り寄せ、ほぼ確実と言えそうです。
熊本国府高校の春の選抜高校野球大会への出場が決まれば、国府高校としては春夏通じて初めての甲子園出場。
熊本県勢の選抜高校野球大会出場は、2019年に21世紀枠で出場した熊本西高校以来、5年ぶりとなります。