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【引っ越し】春の繁忙期の価格高騰続く 考えられる対策は

2025年3月13日 20:30
【引っ越し】春の繁忙期の価格高騰続く 考えられる対策は

上野キャスター)春は新生活が始まる季節です。新生活に欠かせないのが引っ越しです。

今年の引っ越し事情についてお伝えします。

人手不足などで引っ越し価格上昇 特に春の繁忙期は高騰


まずはこちら、富山大学の学生が、大分県で就職するために今月中旬の引っ越しを予定しています。単身での引っ越しなんですが、いくらだと思いますか?

費用はおよそ58万円。見積書を見た学生は驚いたと話していました。

実は近年、様々な理由で引っ越し費用が高騰しています。引っ越し料金の比較サイトによると、単身、家族ともに年々費用が高くなっています。

去年の費用は2021年と比べて、およそ4割上昇していて、今年はさらに値上がりすると予想されています。

料金が高くなっている要因は、①燃料価格の高騰 ②ダンボールなど資材費の上昇 ③人件費の増加です。

いわゆる物流の「2024年問題」でドライバー不足が深刻になっている中、引っ越し各社も賃金を上げています。取材したある業者では人材確保を目的に近年、初任給と一般社員の基本給を引き上げ、さらにアルバイトの時給も引き上げました。

武道キャスター)様々な要因が重なって、業者としても料金を改定せざるを得ない状況になっている、ということなんですね。

上野)そもそも3月と4月は、引っ越しの「超」繁忙期です。異動や入学などが集中する3月・4月は引っ越し件数が増えるため、以前から料金が高くなる傾向がありました。

それだけではありません。これからの時期は、希望日に引っ越しできない人が多いということです。

国土交通省が引っ越しの混雑予想をまとめていて、あさって15日から来月6日までが特に混雑する時期となっています。

2月に依頼した見積もりの返信メールでは「全て埋まっている状況でございます」「人員不足のため作業を行う事ができません」「見積もりも行う事ができません」と、そもそも見積もりすらできない業者もあったようです。

業者がアドバイスする対策とは


取材した引っ越し業者に、アドバイスを聞きました。

可能であれば、引っ越しの予定を4月中旬以降にずらしましょう。料金もかなり抑えられます。

それが難しい場合は、最低限の家財を新居に運び、繁忙期が落ち着いた頃に残りの家財を新居に移すこと、一部の家財をトランクルームに預けることも選択肢の1つです。

ちなみに最初に紹介した、58万円の見積もりが出た富山大学の学生は、10社以上に見積もりを依頼して、一番安い22万円だった業者に決めたそうです。

最終更新日:2025年3月13日 20:30
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