パーティー収入のキックバック 野上・田畑議員 収支報告書不記載認める
自民党の派閥の政治資金パーティーの裏金化をめぐり、安倍派に所属していた県選出の野上浩太郎参議院議員と田畑裕明衆議院議員は、19日夜、政治資金収支報告書に記載していないキックバックがあったことを認めました。
自民党の安倍派は19日夜、党本部で臨時議員総会を開いて派閥の解散を決め、野上議員らは総会後に取材に応じました。野上議員は、派閥からキックバックされたパーティー収入について、2022年までの5年間を調べたところ政治資金収支報告書に記載しないキックバックが、2019年に4万円、2020年に92万円、2021年に4万円の合わせて100万円あったことを認めました。
野上浩太郎参議院議員
「大きな政治不信を招いてしまったことについて、心からおわびを申し上げたいというふうに思います」
野上議員は自民党県連会長などの役職については、対応をこれから考えるとしました。
田畑議員も、パーティー収入のキックバックの収支報告書不記載が、2018年に24万円、2020年に18万円、2021年に26万円の合わせて68万円あったことを認めました。
田畑裕明衆議院議員
「不記載があるというのはまったく認識していなかった。道義的な責任がある。早くご説明するべきだった」
田畑議員は今後、事務所内の経理処理のあり方などを見直していきたいとしました。
また、安倍派の解散については野上議員、田畑議員ともに「今のあり方を見直す必要がある。解散すべき」としました。