4月から変わるもの 値上げの波…育児・介護休業法も改正
値上げの波は、電気やガスといった光熱費にも及んでいます。
まずは電気料金です。北陸電力の今月・4月使用分の料金は標準的な家庭の試算で7791円となります。
前の月より385円値上がりし、過去最高となる見通しです。これまで値上がりを抑えていた政府の補助金が終了することに加え、国が定める再生可能エネルギー発電促進に向けた賦課金が増えることが影響しています。
さらに都市ガスです。こちらは5月の使用分からですが、日本海ガスは小口利用者の料金を平均7.1パーセント引き上げます。標準的な家庭で6940円となり、これまでと比較すると590円上がる見込みです。
きょうからは暮らしに関わる法律も変わりましたよね。
育児・介護休業法が変わりました。
今回の改正は、仕事と育児・介護の両立を支援するとしています。
まずは看護休暇の拡充です。子どもが病気やけがをして看護が必要な時に、企業から従業員に与える休暇です。これまでは、小学校に入学する前の子どもだけが対象でしたが小学3年生まで拡大されました。
次に残業の免除です。これまでは3歳未満の子どもを抱える人が対象でしたが、小学校入学前までに拡大されました。
そのほか、3歳未満の子どもを持つ人がテレワークで働けるようにすることが企業の努力義務になりました。
また、介護の分野についても休暇の取得やテレワークの推進など、仕事と両立しやすくなるような改正がなされています。
ここまで、暮らしに関わる新年度に変わるものをお伝えしました。