中国電力中川社長「ボーリング掘削作業は終盤」 上関町での使用済み核燃料中間貯蔵施設の立地可能性調査
上関町で立地可能性調査進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について中国電力はきょう(31日)の会見でボーリング調査の掘削作業は終盤を迎えていると明らかにしました。
広島市の中国電力本社で開かれた会見では中間貯蔵施設の立地可能性調査のスケジュールについて質疑が交わされました。
立地可能性調査の一つであるボーリング調査は、4月から進められていて、現地での掘削作業の実施期間をおよそ半年としていました。
中国電力はきょう、ボーリング調査は採取したコアを分析する必要があるため分析まで完了する時期は未定としましたが、現地での掘削作業は終盤を迎えているとしました。
(中国電力 中川賢剛社長)
「現時点でボーリング調査全体の完了時期は未定としていますが 引き続き環境に配慮しつつ安全第一に作業を進めてまいります」
また、中川社長は使用済み核燃料の運び出し先である青森県六ケ所村の再処理工場の稼働が延期されていることについては「現時点で島根原発の使用済み核燃料の燃料プールにはゆとりがある完成した時に再処理工場には搬出したい」と話しています。