「多くの損害と破壊」バイデン前大統領がトランプ政権批判
アメリカのバイデン前大統領は15日、退任後初めて公の場で演説を行い、トランプ政権が政府機関に「多くの損害と破壊をもたらした」と批判しました。
バイデン前大統領「100日もたたないうちに、新政権は多くの損害と破壊をもたらした。驚くべき早さだ」
1月の退任後、初めて公の場で演説を行ったバイデン前大統領は、障害者や高齢者に給付金を支給する社会保障局から「職員7000人が解雇されシステムに影響がでている」と指摘し、トランプ政権のもとで連邦政府職員の大量解雇を進める「政府効率化省」の取り組みを批判しました。
また、「これほどまでに国家が分断されたことはない」と、トランプ政権下で分断が広がっていることに危機感をあらわにしました。
演説は終始静かな口調で30分にわたり行われ、バイデン氏は一度もトランプ大統領の名前は口に出さずに、現政権の政策への批判を繰り返しました。