きょう17日（金）の県内は細かい雨雲が次々と流れ込んだり、湧き上がったりしています。氷の粒、あられやひょうが降った所もあるようです。

上空に強い寒気が流れ込んできていることで、県内は大気の状態が非常に不安定となっています。あすにかけては冬型の気圧配置が強まる見込みで、これからが荒れる天気のピークとなる予想です。

このあとも雨雲が発達しやすい状況が続きます。局地的に急に強まる雨や、落雷や、竜巻などの激しい突風。雹などにあす18日（土）の昼前にかけてお気を付けください。また、あす18日（土）にかけては風が激しさを増していく見込みで、沿岸の地域では非常に強い風が吹くおそれがあります。

そして、夜の間気温が下がることにより、山間部では、空から降ってくる雨に雪が交じる可能性があり、あす18日（土）の朝の時間にかけては、うっすらと雪が積もる所が出てくる可能性があります。

風はこれからピークを迎える予想。あすの夕方頃にかけて、瞬間的に30メートルの、風で転倒するおそれもあるような突風が吹く恐れがあります。風に伴って、波も高くなる予想で、海上ではしける見込みです。また、あす18日（土）の明け方頃を中心に、山間部では雪やみぞれが降る予想。予想降雪量は多い所で15センチです。県内でも特に標高の高い、十種ヶ峰や羅漢山などでは、数センチ程度雪が積もる可能性があります。あす朝の峠道の車の運転は、路面の状況にご注意下さい。

寒さもあす18日（土）がピークとなります。きょう17日（金）よりも気温の上がり方が鈍く、強い風が体にしみる寒さ。マフラーや手袋などの冬の装いが必要になりそうです。

あさって19日（日）になると風が落ち着いていきそうです。日中は晴れたり曇ったりノ天気の所が多くなるでしょう。最高気温は、15度ちょっとの所が多い予想で、寒さの峠は越えてきそうです。
週明けからも晴れる日が続く見込みで、昼間の暖かさも段々と戻りそうです。22日（水）頃にかけては最高気温が20度を越える日もある見込みで、日ざしに温もりを感じられるでしょう。ただし、来週後半は再び寒気が流れ込んで、一気に気温が下がる可能性があります。激しい気温変化に体調を崩さないようお気を付けください。

（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）