山口大学医学部付属病院 患者の名前や診断名など14件の個人情報が入ったUSBメモリを紛失

山口大学は医学部付属病院に勤務する医師が患者の氏名や診断名、既往歴などを含む個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表しました。
USBメモリに記録されていたのは14件の個人情報でしたが、これまでに漏えいや被害などは確認されていないということです。
山口大学によると、医学部付属病院の医師は3月13日に、学会発表の準備のため個人情報を含むファイルをUSBメモリに保存。
その後、USBメモリを所持したまま病棟での業務を行い、その後帰宅したということです。
15日になってUSBメモリの紛失に気づき、各所を探したものの見つからなかったため、警察に遺失届を提出しましたが、これまでUSBメモリは見つかっていません。
個人情報には氏名や性別、年齢、既往歴、診断名などが含まれていたということです。
このUSBメモリに保存していたデータにはパスワード設定が施されていました。
大学の規定ではUSBメモリに情報を保存する場合や、そのUSBメモリを学外に持ち出す場合には申請が必要だということですが、紛失した医師はいずれの申請もしていなかったということです。
山口大学では該当する患者に報告とお詫びを行っていて、今後個人情報や機密情報の適切な取り扱いを徹底し、再発防止に取り組むとしています。