県内の大学で最も学生数の多い山口大学できょう（21日）、2000人の学生たちが卒業の日を迎えました。

山口県で過ごしてきた皆さんはいまの山口に対してどのような思いを抱いているのか。若者のリアルな声を上田キャスターが聞いてきました。

山口大学ではこの春、9つの学部と6つの大学院の研究科あわせて2315人が学び舎を巣立ち、代表の学生たちに卒業証書や学位記が手渡されました。

（上田アナ）
「先ほど卒業式が終わりました。ことしの卒業生は3割が県内就職7割が県外で就職をされるということです。そんな皆さんにいまの山口県にどのような思いを抱いているのか“今と未来のやまぐち”をテーマにお話を伺います」

（周南市出身）
「山口がどうなってほしいか？人気なまちになってほしいです。いろいろ魅力があるので秋吉台とか長門、温泉があったり。それをみんなに知ってほしいです」

（福岡出身・医学部卒）
「すべての人にいい医療を届けられる山口県になったらいいなと思っています。都会だと人が多くて症例数も多いのでそういうのを見たいといって県外に出る医学部生が多い。（山口県に）戻ってきて一員になれたら良いなと思っています」

（長崎県出身）
「世界に山口の魅力を知ってもらいたい。東京に人が集まっている状況ではあるんですけど（海外の人に）いいねって言ってもらえたりとか留学を通じて山口に誇りを持てた部分も大きいので」

卒業生の出身地は山口県内が2割ほど。広島や福岡など県外の方が多く、他県と比べここが足りない！という意見も多くありました。

「せ～の 大型商業施設です。福岡や広島までいかないと夜遅くまで遊べるというがないので」

「地下鉄ですね。ドライブもいいんですけど車がないと生きていけないので」

（広島で就職）
「お給料です。気になる病院の募集要項を見てたら広島のほうがよかった」

「やりたい仕事ができる環境です。より多くの人に影響が与えられる仕事をしたいなというところで山口県を出るという選択をとりました」

「戻ってこられる場所に。山口に残る選択をしたんですけど人と人との関わりだったり思い出になるような戻ってきやすいような環境になったら山口県にいろんな人が集まってこられるんじゃないかなと思っています」