他県での就職を希望していても… 面接で「山口県の小学校教員を志望する理由をお話しください」 山口大学教育学部一般入試で「不適切な質問」 面接は全員満点に

山口大学は、2月に行った教育学部入試の面接で、受験者への質問が不適切だったと発表しました。
面接の配点は受験者すべてを満点にするとしています。
不適切な質問があったのは教育学部の小学校教諭養成コースのひとつである「小学校総合選修」の面接です。
大学によりますと、2月26日に行われた一般入試の面接で、受験した28人のうち14人に対し「山口県の小学校教員を志望する理由をお話しください」と、推薦入試で行っていた質問と同じ質問をしたということです。
しかし、一般入試では山口県以外での教員を志望する受験生もいることから「適切な質問ではなかった」としています。
試験官を務めた大学教員から試験本部に報告があり今回のミスが発覚。
受験した28人の面接は全員満点とする一方、受験者への個別の連絡はせず、合格発表までに大学のウェブサイトで説明するとしています。
山口大学は面接の質問内容を検討・チェックする際の体制を見直し、再発防止に努めるとしています。