山口県内唯一の女子高「中村女子高校」が新年度から男女共学へ 一般入試では約50人の男子生徒が受験
山口県内唯一の女子高で新年度から男女共学となる山口市の中村女子高校で一般入試が行われました。
試験では国語・数学・英語の学力検査と面接が行われ、会場には開始の合図を静かに待つ男子生徒の姿がありました。
学校によりますと一般入試の志願者数はおよそ300人でそのうち、男子生徒は50人程だということです。
県内唯一の女子校である中村女子高校は1867年に裁縫を教える塾として始まりました。
看護や介護、保育の現場での男性人材のニーズの高まりや調理関係の仕事を目指す男子生徒の希望に応えるためなどとして、ことし4月から男女共学となります。
学校には5つの学科がありますが看護、調理、福祉の3学科が先行して共学となり、残る普通科と商業科も来年4月から共学となります。
また、共学化に伴い学校名から"女子"の名が消え、ことし4月からは「山口中村学園高校」となります。
定員は5つの学科合わせて250人で一般入試の合格発表は来月4日に行われます。