セブン&アイHD 井阪社長の退任決定へ 買収対抗策“白紙”経営再建向けた戦略は
カナダの大手コンビニから買収提案を受けているセブン&アイ・ホールディングスは、6日に取締役会を開き、井阪隆一社長の退任を正式に決める見通しです。中継です。
セブン&アイ本社では午前8時ごろから取締役会が始まりました。社長の退任を含め、経営再建に向けた戦略が議論されているとみられます。
セブン&アイ・ホールディングス 井阪隆一社長(6日朝)「(Q;退任前の一言を教えてください)(車に乗り込みながら)行ってまいります」
井阪社長の後任には、社外取締役で、カナダの大手コンビニからの買収提案などについて検討する特別委員会の委員長を務めるスティーブン・デイカス氏をあてることを、6日の取締役会で正式に決定する見通しです。
カナダの大手コンビニからの買収提案を巡っては、その対抗策として、創業家を中心とする自社買収が検討されていましたが、白紙となっています。
社長の交代だけでなく、主力のコンビニ事業の強化など企業価値を高めるための道筋を描けるかが、今後の焦点です。