マンション修繕で約20社が受注価格調整か 公取委が立ち入り検査
マンションの大規模修繕工事をめぐり、受注価格を事前に調整するなどしていた疑いで、公正取引委員会が4日、首都圏を中心とする工事業者およそ20社に一斉に立ち入り検査に入ったことが、関係者への取材で分かりました。
立ち入り検査が入ったのは、首都圏を中心とするマンション大規模修繕工事の主要事業者である「長谷工リフォーム」や「シンヨー」「中村塗装店」などおよそ20社です。
関係者によりますと、これらの工事業者はマンションの管理組合が発注する外壁や内装の補修など大規模修繕工事について、事前に情報交換して受注する業者や価格をあらかじめ決めていた疑いがあるということです。
公正取引委員会は、こうした談合が数十年前から繰り返されていたとみて実態の解明を急ぐ方針です。