山口市の県立大学で18日、卒業式が行われました。

学部生の県内就職率はここ10年で最も低くなっています。

卒業を迎えたのは学部生303人と大学院生16人、それに1年課程の助産専攻9人です。

式では、3つの学部と5つの学科の代表者に卒業証書が、大学院の修了生に学位記が手渡され、卒業生代表が旅立ちの言葉を述べました。

県立大によると学部生303人の県内就職率は35.9％とここ10年で最も低くなっています。

県内出身者の割合はおおむね45％で推移しているものの、都市部の企業が人手不足により積極採用していることが影響しているのではないか、ということです。

（卒業生は）
「患者さんがどんなことを求めているのか考えながら寄り添った看護ができるよう頑張りたい」

「山口よりも急性期の病院が多く 一度、そちらで勉強して地元に戻ってこようと思っています」

「研究室で缶詰で勉強、卒論したのがしんどかったけど。楽しかったなあと思います」

「より詳しく教職を学びたい」「子どもたちを叱ってやれるような正しい道に導けるような教員を目指して頑張りたい」

新年度からは情報社会学科が新設されることになっています。