「核兵器をどうしたらなくせるか考える起点に」 広島・原爆の日 山口市でも追悼式典
広島に原爆が投下され6日で79年です。
山口市でも犠牲者を追悼する式典が開かれました。
山口県原爆被爆者支援センター「ゆだ苑」で開かれた式典では、原爆で亡くなった人たちを追悼するために水が、続いて花が供えられていました。
広島に原爆が投下された午前8時15分になると、参列者全員で黙とうを捧げました。
式典には山口市原爆被害者の会の永野和代会長も参列しました。
永野さんは1歳半のときに広島で被爆しています。
(山口市原爆被害者の会・永野和代会長)「何も罪なく亡くなった方々の冥福を祈るとともに、この日を核兵器を考える日、それをなくすにはどうしたらい いかを考える日になってほしい、したいと思っています。」
山口市原爆被害者の会では去年、被爆者の体験をもとに子どもたちに核兵器の悲惨さを伝える紙芝居をつくり、平和の大切さを訴え続けています。
(永野和代会長)「もう一度核兵器の悲惨さ、戦争の悲惨さを思い返していただき、 どういうふうに戦争を回避すればいいのか、核兵器をいかにしてなくせばいいのかを考える起点にしてほしい。」
山口県内で被爆者健康手帳を持つ人はことし3月末現在1515人。
この1年間で163人減少しているということです。