×

「参加自粛も考えたけれど…」皇居の歌会始 晴れ姿で被災地の地元に希望を

2024年1月19日 22:07
「参加自粛も考えたけれど…」皇居の歌会始 晴れ姿で被災地の地元に希望を
皇居では19日、新年恒例の歌会始の儀が行われ、かほく市の女性も参加しました。
石川県内の入選者は1990年以来、34年ぶりです。

歌会始の儀は、午前10時半から皇居・宮殿「松の間」で行われました。

ことしのお題は「和」で、1万5千首あまりの一般公募から入選者10人が選ばれそのうちの一人は、かほく市役所の職員、宮村瑞穂さんです。

石川県の出身者が歌会始の入選者に選ばれるのは1990年以来、34年ぶりです。

天皇皇后両陛下と皇族の方々がお揃いのなか、召人が、古式ゆかしい節回しで宮村さんの歌を詠みました。

♪詠み生かし♪
『花散里が~(生かしここまで)一番好きと笑みし友和服の似合う母となりぬる』

日本文学を専攻していたという宮村さんが詠んだのは、学生時代に友人と、好きな作品について語り合った思い出です。

これが初めての作品で見事入選しました。

終了後の会見「1月1日に能登半島地震がありまして一時は参加を自粛をしようかなと思いまして、上司等に相談したんですけども、こういう時期だから行ってきて石川の話をしてきてほしいと言っていただきまして、ありがたいな光栄だなという気持ちでいっぱいです」

宮村さんの晴れ姿は、地元に希望をもたらしてくれました。