「寝るとき何もなかったのに…」能登南部に局地的に大雪 23日にかけ大雪による交通障害に注意・警戒
石川県内は再び大雪のピークを迎えています。能登の南部では21日朝にかけて局地的に雪が強まり、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。このあとも23日にかけて交通障害などに注意・警戒が必要です。
冬型の気圧配置が続き各地で雪となった21日の県内。
金沢市内では、朝から雪かきに追われる人の姿が。
住民:
「先週と今週と二週続いてなんで、結構この雪かきが大変ですね」
こうしたなか、宝達志水町では。
山下 実々記者:
「雪が降り続いていて、こちら歩道なんですけれども、一歩入ってみると、ひざが埋まるほど雪が降り積もっています」
午前8時までの6時間で一気に28センチもの雪が降り…
気象台は、能登の南部で大規模な交通障害が発生する可能性が高まったとして「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。
あまりの雪の勢いに、近くに住む人も除雪が追いつきません。
住民:
「雪すごいですね。朝も一回したんですけど今またたくさん積もってきたので、本当にまめにやらんと雪大変なことになるなと思って」
こちらの住民も。
住民:
「きのう寝るとき何も無かったんですけど、きょう朝起きたら30センチくらい。一回これすかした(雪かきした)んですけど、また15センチくらい積もったんで」
今回、短時間で観測された、大雪の理由。それは、能登の南部に数時間にわたってとどまり続けた雪雲です。
その雪雲の影響は、町内にある仮設住宅でも。
仮設住宅に住む人:
「急に降ると大変ですよね。前の方とかお年寄りなんで、大変かなって」
町に除雪車が入るか問い合わせてみましたが…
住民:
「いままだ電話待ち。除雪してあたるとは思うんですけど…」
その後、町の職員が駆け付け…
町の職員:「さっき役場に電話された方?」
住民:「うんうんうん」
町の職員:「そしたら、また来るって言ってましたんで」
町の職員
「仮設住宅建ってる真ん中に道一本あるんで、そこまでは入るという形です」
無事、除雪してもらえることになりました。
21日、再び迎えた大雪のピーク。
午後5時現在の各地の積雪は宝達志水町の志雄で25センチ、金沢で18センチ、輪島で3センチなどとなっています。
この大雪で交通機関にも影響が出ています。
空の便は小松羽田便で2便が欠航となっています。
また、のと里山海道では七尾市の徳田大津から穴水インターチェンジ間が集中除雪のため、22日午前7時以降通行止めとなる可能性があります。
気象台によりますと能登南部での大雪の峠は越えたものの、22日は平地で昼過ぎにかけて、23日は、山地も含めて大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。
また、路面や水道管の凍結、地震や豪雨で損傷した家屋では雪の重みによる倒壊にも注意するよう呼び掛けています。