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「輪島に再びクルーズ船を」 輪島港マリンタウンの本格復旧工事始まる にぎわい創出へ整備

2025年3月21日 9:46
「輪島に再びクルーズ船を」 輪島港マリンタウンの本格復旧工事始まる にぎわい創出へ整備

地震で傷ついた港湾施設「輪島港マリンタウン」の本格復旧工事が、石川県輪島市で21日から始まりました。にぎわいの創出に向けて、かつて寄港していたクルーズ船を再び誘致しようと整備が進められます。

21日に輪島港マリンタウンで始まった本格的な復旧工事。隆起した沖合の土砂を撤去する作業を進めるとしていますが、その目的について国の担当者は…

国交省北陸地方整備局能登港湾空港復興推進室・美野 智彦 室長:
「輪島港のマリンタウンにつきましては、元々、地震前についてはクルーズ船が入港している場所でございました。本来の水深7.5メートルを確保できるように海底の土砂を浚渫しましてクルーズ船が再度入港できるような形にしていくと」

地震の前は、クルーズ船が寄港していた輪島港。多くのツアー客が白米千枚田などの観光スポットに足を運んだり、買い物を楽しむ姿がみられました。

今回、浚渫作業が行われるのは、地震で1メートル以上隆起したエリア。掘り起こした土砂は20万立方メートルに及ぶとみられ、その半分は沖合2キロにある防波堤の強靭化に使用するとしています。

国交省北陸地方整備局能登港湾空港復興推進室・美野 智彦 室長:
「1日でも早くその姿を取り戻せるように、今後、輪島の方々が復興に向けて動いていくときの活力になるように、国としても全力で進めてまいりたいと思っております」

また、この日は輪島港の復旧復興に向けた会議も開かれ、にぎわいの創出や防災拠点の整備などに取り組むことが確認されました。

輪島港では今後、岸壁本体の工事も行われる予定です。

最終更新日:2025年3月21日 9:46
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