JR鹿児島本線の川内駅で貨物列車が脱線した事故で15日、先頭の機関車を水平に戻す作業が行われています。

（記者）
「撤去作業2日目です。15日は 傾いている先頭の機関車を水平に戻す作業を行うということです」

　この事故は12月12日、12両編成の貨物列車が川内駅を出発した直後、線路の切り替えポイント付近で前の3両が脱線したものです。

　脱線した車両の撤去作業が14日に始まり、脱線した3両のうち後方の1両が約12時間かけレールに戻され撤去されました。

　15日は午前9時ごろから傾いている先頭の機関車をジャッキを使い、水平に戻す作業が行われています。

　また損傷したレールの復旧に向け現場に資材を搬入するためのスロープを整備する作業も進められています。

　JR九州は、川内と隈之城の間について当面の間は終日、運転を取りやめていて16日からはバスによる代替輸送を行います。

　国の運輸安全委員会は16日にも鉄道事故調査官を再度派遣し調査が行われる予定です。