文化人にも愛された旧旅館で ピッツァやパスタが楽しめるレストランNEW OPEN!仙台市若林区
2日オープンしたのは、仙台市若林区南材木町の「HARISO」。
土井晩翠など文化人にも愛され、1987年に閉業した「針惣旅館」を約1年かけてリノベーションした施設だ。
明治中期に建てられたという蔵は、ケーキやクロワッサンが並ぶ「oxido」に。
昭和7年に建てられた母屋はイタリアで修業を積んだシェフが腕を振るうレストラン、「yosemite」に姿を変えた。
店内に設置された薪釜で焼き上げられるピッツァやパスタを求めて、2日はオープンと同時に多くの客が詰め掛けた。
お客さん
「趣があって良い上を見ると和風だけれど前を向くと洋風ですごくオシャレ」
そして、もともとは旅館だったこの場所。
安斎摩紀 アナウンサー
「さらに手入れが行き届いた庭を抜けていくと…見えてきたのは、1日1組限定のお宿です」
もともと客室として使っていた場所は、明るい日差しが降り注ぐ和モダンな客室として40年ぶりに復活した。
お客さん
「仙台では残っている古い建物が少ない。大事に使うことは素晴らしい。人の動きは街の活性化にもつながる人が集まれるような建物の活かし方は大切。古いこの辺りの街並みは残していかないと」
HARISO針生 拓真 社長
「古いものには価値がある。今新しく作れないもの、過去から継承された歴史を後世に残していくことは建物を所有している我々の使命。過去と現代の交錯を楽しんでもらえれば」
「HARISO」では今後、敷地内にあるほかの蔵の活用方法なども検討していくという。