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【生食カキ解禁】海水温↑で1か月遅れも「身入り良し!」去年より高値

2023年10月30日 19:03
【生食カキ解禁】海水温↑で1か月遅れも「身入り良し!」去年より高値

宮城県内では生食用カキの出荷解禁日を迎え、各地では朝早くからカキの殻むき作業を行う姿があった。
石巻市渡波にある共同処理場では、生産業者など約120人が集合。総出で手際よくカキの殻むき作業を行っていた。今シーズンは海水温が高かったことからカキの成育が遅れたが、出荷解禁を例年より1カ月遅らせたことから小ぶりながらも成育は進み身の入りは良いという。

<宮城県漁協石巻湾支所かき部会 丹野 芳広 部会長>
「待ちに待ったという感じで、きょうは朝からウキウキな気分でカキ剥き作業をしてました」

カキは県漁協石巻総合支所に運ばれ、他の地区のカキと共に入札にかけられた。その結果、10kgあたり去年より2700円ほど高い3万800円で取り引きされた。
カキは宮城県内各地のスーパーなどに向け出荷され、31日以降店頭に並ぶ予定。